相続のご相談を受けていると、多くの方が口にされる言葉があります。
それは、「もっと早く知っていればよかった」という一言です。
相続は、誰にとってもいつか必ず向き合うテーマでありながら、日常生活の中では後回しにされがちです。しかし実際には、準備を始めたご家庭ほど、家族関係が良くなり、将来への不安が軽くなる という傾向があります。
私はこれまで、法人経営者・資産家・一般のご家庭まで、数多くの相続と保険のご相談に携わってきました。このブログでは、専門用語をできるだけ使わず、「我が家の場合」に置き換えて考えていただけるよう、相続と生命保険の基本をわかりやすくお伝えしていきます。
相続対策=節税、ではありません
相続対策というと、「相続税をいかに減らすか」というイメージを持たれる方が多いかもしれません。
もちろん、税金を抑えることは重要ですし、一定の資産をお持ちの方にとっては欠かせない視点です。
しかし、相続の現場で本当に問題になるのは、税金そのものよりも 家族間のすれ違い です。
・誰が何を引き継ぐのか
・不動産をどう分けるのか
・事業や会社を誰に託すのか
・自分の想いがきちんと伝わっているのか
こうした整理ができていないと、たとえ相続税が少なくても、家族関係が壊れてしまうケースは少なくありません。
だからこそ相続対策は、「節税のテクニック」ではなく、家族の未来を整えるための準備 だと私は考えています。
生命保険は相続対策の“現金装置”
では、生命保険は相続対策の中でどのような役割を果たすのでしょうか。
一言でいうと、生命保険は
「必要なときに、必要な人へ、確実に現金を届けられる仕組み」 です。
相続では、不動産や自社株など「分けにくい財産」が問題になることが多くあります。
また、預金は死亡と同時に凍結され、すぐに引き出せないケースもあります。
その点、生命保険は
・受取人を指定できる
・相続人固有の財産として扱われる
・比較的早く現金化される
という特徴があり、相続トラブルを防ぐための調整弁 として非常に有効です。
例えば、
不動産を引き継ぐ相続人と、現金を希望する相続人がいる場合、
生命保険で現金を用意しておくことで、話し合いがスムーズに進むことがあります。
生命保険で「できること」と「できないこと」
ここで大切なのは、生命保険は万能ではない、という点です。
◯ 生命保険でできること
・相続人ごとの受取額を調整する
・納税資金を確保する
・争いになりやすい預金を減らす
・想いを“カタチ”として残す
△ 生命保険ではできないこと
・すべての相続トラブルを解決する
・不動産の評価や分割そのものを解決する
・遺言の代わりになる
そのため、生命保険は 相続対策の主役ではなく、あくまで重要なピースの一つ と考えることが大切です。
経営者・税理士から評価されてきた理由
私はこれまで、法人保険の提案を通じて多くの経営者の皆さまから「本当に助かった」「会社の状況をよく理解してくれている」と喜んでいただく機会に恵まれてきました。
また、その企業を長年支えてこられた顧問税理士の先生方からも、「実務に即していて安心して任せられる」と評価をいただいています。
その理由は、
保険単体で考えるのではなく、経営・税務・将来の相続まで見据えて設計する ことを大切にしてきたからです。
この考え方は、個人の相続対策においても全く同じです。
「相続 × 保険」をチームで考えるという選択
相続には、税務・法律・不動産・保険など、さまざまな専門分野が関わります。
一人の専門家だけで最適解を出すことは、実はとても難しいのが現実です。
そこで相続ポータルでは、税理士・弁護士・司法書士・保険・不動産などの専門家が連携し、チームで相続を支える仕組み を大切にしています。
「争わない相続」
「家族の想いがきちんとつながる相続」
それを実現するためには、部分最適ではなく、全体を見渡す視点が欠かせません。
最後に ― 相続対策は“思い立った日”が最適な日
相続対策に「早すぎる」ということはありません。
むしろ、元気なうちだからこそ、落ち着いて話し合い、選択肢を持つことができます。
このブログが、
「ちょっと我が家も考えてみようかな」
そう思っていただくきっかけになれば幸いです。
相続は、家族の未来への贈り物。
これからこのブログを通じて、相続と生命保険の本質を、わかりやすくお伝えしていきます。



コメント